お金がない時の乗り切り方や解決法!金欠時にすべき行動とは

お金がない時の乗り切り方や解決法!金欠時にすべき行動とは

「給料日が先なのにお金がない…」「冠婚葬祭が重なった…」「無駄遣いをしてしまった…」などなど。お金がなくなる状況は誰にでも起こりえます。

 

お金を工面するには「お金を借りる」か「お金を稼ぐ」の方法しかありません。ここでは、お金がない時の状況別にお金を工面する方法を紹介します。

 

紹介した方法を実践する前に忘れてはいけないポイントがあります。それは、お金がない時にまず意識するのは「落ち着いて、状況の把握を行うこと」です。お金を工面する方法にはそれぞれメリットだけではなくデメリットもあります。

 

お金がない時は冷静になり、最適な方法を検討した上で選択してください。後々後悔しないようにしましょう。

 

目次

 

今すぐお金を必要な時の対処法

大手消費者金融のカードローンで調達する

消費者金融なら安定した収入があればアルバイトやパートでも即日融資が可能です。

 

特にCMでお馴染みの大手消費者金融(プロミス、アコム、レイク、SMBCモビット、アイフル)は審査スピードが強みです。申し込んでから最短で数十分で審査が完了し、即日融資を受けられます。

 

カードローンは利用限度額内であれば何度も利用できます。借入をしなければ利息も付かないので、困ったときのために事前に契約しておいてもよいかもしれません。

 

すぐに利用するのであれば、初回契約者に対して無利息サービスを提供しているカードローンを選べば、お金を借りても期間内に返済すれば利息を支払う必要はありません。

 

注意点は「借りすぎてしまう可能性がある」点です。カードローンは手軽にキャッシングできてしまうので、困った時にはついつい頼ってしまいがちです。

 

カードローンはあくまでも「借金」であることをくれぐれも忘れないでください。

 

プロミスは利便性が高いカードローン

カードローンの中でもっとも利便性が高いと評判なのがプロミスです。オリコンの満足度調査ではカードローン部門で4年連続1位とユーザーから高く評価されています。

 

プロミスの代表的なメリット

  • 他消費者金融より上限金利が低い(年利17.8%)
  • 最短15秒で結果が判明する審査スピード
  • 24時間いつでも10秒で振込が完了する「瞬フリ」
  • 初回利用日の翌日から開始する無利息サービス

さらに、他の大手消費者金融と同様に「カードなしでスマホアプリのみで利用可能」「提携ATMの多さ」も強みです。

 

プロミスの大きな強みに無利息サービスが挙げられます。無利息サービスを提供しているカードローンは複数ありますが、一般的に無利息期間は「契約日の翌日から」開始します。

 

一方でプロミスの無利息期間は「初回利用日の翌日から」です。契約しても利用しなければ無利息期間が適用されることはありません。

 

クレジットカードを活用する

クレジットカードがあれば現金がなくても大抵の場合しのげるでしょう。キャッシュレス化が進み、ほとんどのショッピングやサービスの利用はクレジットカードで決済できるからです。しかも現在は利用範囲が広くなり、公共料金や電車の運賃、コンビニの支払いもクレジットカードで行えます。

 

クレジットカードは決済だけではなくキャッシングでお金を借りられます。キャッシング枠を設定していれば、1万円単位で設定した限度額内でお金を引き出すことができます。

 

ただし、キャッシング枠は金利18%程度と消費者金融並みに高いので使いすぎには注意が必要です。

 

またクレジットカード決済の返済は、基本的に一括で行うことになるので、後先考えずに利用すると翌月の請求書を見た時に青ざめることになるでしょう。一応リボ払いや分割払いも可能ですが、金利15%程度とこちらも低くはありません。

 

即日発行可能なクレジットカードはある?

通常、クレジットカードは申し込んでから発行までに数日間を要します。しかし、即日発行可能なクレジットカードもあるので、すぐにカードが欲しい人は検討してもいいでしょう。

 

即日発行可能なクレジットカードにはいくつかの特徴がありますが、まず「カードをその場で受け取れる」ことが必須です。

 

例えば、アコムが発行するACマスターカードは無人契約機「むじんくん」を利用すれば申し込んだその日にカードが手に入ります。また、流通系企業が発行するクレジットカードの一部も即日発行が可能です。

 

また、セゾンカードはセゾン系列の、エポスカードはマルイのそれぞれのサービスカウンターでカードが受け取れます。

 

ただし、流通系クレジットカードはサービスカウンターで申し込んでもすぐにカードが発行されません。申し込んだ後に必ず審査が行われるからです。審査の状況によっては即日発行が難しい場合もあります。

 

そのため即日発行を希望される場合は、サービスカウンターの営業開始時間前までに事前にWEBで申し込んでください。

 

この他にもVISAが提供しているプリペイド型のクレジットカード「バンドルカード」も即日利用可能です。バンドルカードはスマホアプリから利用できるバーチャルカードです。アプリをダウンロードし、アカウントの作成ができれば最短3分でショッピングが可能になります。

 

スマートフォンのキャリア決済を利用する

キャリア決済は、主にネットショッピングやネットコンテンツの料金をスマホや携帯電話の月額料金とまとめて支払うサービスです。

 

お金がない状況でもキャリア決済を利用して購入すれば翌月のスマホの利用料金の支払いでカバーできます。ドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアがキャリア決済サービスを提供しています。

 

その中でNTTドコモが提供する「d払い」は利用範囲が広い決済サービスです。ネットショッピングだけではなく、d払いが可能な実店舗や公共料金の支払いも事前申し込みなしで決済できます。

 

d払いが利用可能な店舗は大手コンビニエンスストアをはじめ全国に数多くあります。支払いは後払いのみならず蓄積されたdポイントでも可能です。

 

また、auが提供する「auかんたん決済」は、auユーザーだけではなく、UQモバイルのユーザーも利用できます。

 

身の回りのアイテムをお金にする

身の回りのアイテムに価値があるものがあれば売却してお金を手に入れられます。

 

売却できる代表的なアイテム
本/CD・DVD/家具/ブランドバッグ/デジタル家電/腕時計/宝飾品/ゲーム機/ゲームソフト/洋服/アニメグッズ/着物/楽器

 

リサイクルショップやリユースショップに持ち込めばその日のうちにお金が手に入ります。ただし売値はその店の基準で判断するため希望の価格で売却できないかもしれません。

 

この他にも身の回りのアイテムを利用してお金を借りるまたは売却する方法があります。

 

質屋でお金を借りる

売却したくない宝飾品や腕時計、ブランドバッグ、家電などは質屋に預ければその日のうちにお金を借りられます。借りられる金額は物品の鑑定額の8割程度で、一般的に返済期間は3ヶ月です。

 

質屋では質草があるため返済の督促はありません。ただし3ヶ月経過すると「質流れ」となり売却されます。質流れになると預けた物品を取り戻すのは難しくなります。

 

質屋でもっとも注意すべき点は金利です。質屋で提示されている金利は1%台から8%と一桁の利率が多いですが、これは全て「月利」です。金利2%の質屋の場合、月利×12が年利となるため年利に換算すると24%です。

 

多くの消費者金融のほとんどが50万円までの金利は18.0%です。質屋のほうがはるかに高い金利です。よく考えてから利用してください。

 

なお、質屋では物品の買い取りも可能です。その場合、お金を借りる時よりも鑑定額は高額になります。

 

即金アプリを活用する

身近なものをお金に変えるにはスマホアプリを活用する方法もあります。店舗に出向かなくてもスマホさえあれば手続きが完了し、しかも即日お金が振り込まれます。

 

例えば「即金アプリ」です。売りたいアイテムを写真に撮って査定を依頼し、査定された金額で合意するとお金が振り込まれます。

 

代表的な即金アプリは「CASH」「そっきん」です。この2つのアプリはそれぞれ買取対象に特徴があります。CASHはファッションアイテムやスマホ、金券などが対象で、そっきんはスマホや家電が中心です。

 

即金アプリへ現在数多くリリースしておりアイテム以外を買い取るものもあります。「ONE」は買い物をした後のレシートを買い取りますし、「SELPY」の買取対象はユーザーが撮影した写真です。

 

即金アプリの中には悪質なアプリも存在します。トラブルに巻き込まれないためにも、アプリの発行会社や口コミ情報は必ずチェックした上での利用をおすすめします。

 

フリマサイトやオークションサイトを利用する

売却したいアイテムの価格を自分で決めたい方はフリマサイトやオークションサイトの利用をおすすめします。「メルカリ」「ジモティー」「Yahooオークション」などです。

 

アイテムはちょっとしたコツで高値で売却できます。例えばコミックであれば全巻揃える、初回限定CDであれば特典も一緒に、腕時計であれば箱と一緒にする、などです。アイテムを売却する際にはできる限り付加価値をつけて売るようにしましょう。

 

また、バッグや服をオークションサイトに出品する際はキレイに撮影してください。保存状態が良いと判断されれば高値がつく可能性があります。

 

フリマサイトやオークションサイトでアイテムを売却する際には買い手がつかないとお金にはなりません。値がついたとしてもその日のうちにお金を手に入れられないので、すぐにお金が欲しい方には不向きです。

 

定期預金担保貸付でお金を借りる

定期預金があれば、その定期預金を担保にして貯金している金融機関からお金を借りられる「定期預金担保貸付」が利用できます。

 

借りられる限度額は金融機関によって異なりますが、定期預金額の90%程度、もしくは300万円程度が一般的です。金利は定期預金の利子+0.5%程度と低金利です。しかも返済日は定期預金の満期日で期限はありません。

 

定期預金担保貸付を利用するには特別な手続きは必要ありません。ATMからお金を引き出すように操作すればお金が借りられます。ただし定期預金の金額は借りた分のマイナス表示になります。

 

便利な定期預金担保貸付ですが、いくら低金利とは言え利息がかかるのは間違いありません。定期預金を利用するので自分のお金のような感覚になりますが、あくまでも「借入金」であることを忘れないでください。

 

即日即払いバイトで働く

仕事がなくてカードローンが利用できない方は、即日払いのアルバイトで働けば手っ取り早くお金が手に入ります。

 

アルバイト情報サイトには即日払いバイトが多数掲載されていますし、即日払いを検索項目にしているサイトもあります。

 

職種も多種多様で、イベントスタッフ、工場の軽作業、データ入力、物流センターの仕分けなど多岐にわたります。必ず対応可能な案件があるでしょう。

 

お金はないが時間に余裕がある時の対処法

家族・親戚や友人からお金を借りる

家族や知人からお金を借りられれば、金融機関でお金を借りるより支払う利息は少なく済みます。返済に関しても融通が利くでしょう。

 

しかし、いくら親しい間柄でもお金の貸し借りを行うのはリスクを伴います。返済が滞るなどのトラブルに発展すれば今まで築き上げた人間関係はすぐに壊れてしまいます。

 

家族や知人からお金を借りる際には誠実な態度で依頼してください。また、借入額や返済時期などは事前に決めていても、トラブルになると「言った、言わない」の堂々巡りになる可能性があります。

 

親しい間柄だからこそ、お金の貸し借りをする際には借用書の作成をおすすめします。

 

勤務先からお金を借りる

勤務先からお金を借りるもあります。「給料の前借り」と「従業員貸付制度」の2通りです。

 

給料の前借りは労働基準法25条に定められている正当な行為のため、労働者であれば誰でも利用できます。ただし利用条件が限られています。

 

前借りが認められる理由としては、「結婚」「出産」「疾病」「災害」「死亡」「やむを得ない事由による1週間以上の帰郷」です。つまり、非常時でないと利用できないということです。

 

なお、前借りで支払われる金額は厳密に定められており、「既に勤務した分の対価のみ」です。勤務予定の給与は受け取れないので1ヶ月の給与額をそのまま前借りできるわけではありません

 

給料の前借り以外に会社からお金を借りる方法として従業員貸付制度があります。

 

従業員貸付制度は福利厚生の一環としてこの制度を採用している会社に限定されています。誰でも利用できる制度ではないのでご注意ください。

 

金利は1%台から4%程度と非常に低金利です。借りたお金は支払われる給料から差し引かれます。

 

利用条件は企業によって異なります。例えば、「利用目的が限られている」「融資までの時間がかかる」「保証人が必要」などです。

 

勤務中の会社に従業員貸付制度があれば、どのような条件で利用できるのかを社内規定で確認してみてもよいでしょう。

 

生命保険の契約者貸付

終身保険や養老保険のように積立型の生命保険に加入していれば保険会社からお金を借りられます。

 

積立型の保険は解約すると契約者に積み立てたお金、解約返戻金(かいやくへんれいきん)が返還されます。契約者貸付はこの解約返戻金を担保にして融資を行う制度です。契約者貸付は手続きを行うだけで審査なく利用できます。

 

金利が3%~6%と低金利で、借入限度額は解約返戻金の7割~9割です。契約期間内であれば返済の期限がないため、カードローンのように毎月必ず返済する義務がありません。

 

この制度を利用している際には保険金を受け取る金額が少なくなります。また、解約返戻金を超える借り入れをすると保険が解約されてしまいます。

 

公的融資制度を活用する

生活困窮者に対する日本の支援制度は充実しています。公的な融資制度は審査に時間はかかるものの金利は低く、返済までの期間も長いので余裕を持って返済できます。

 

就労が困難な方や返済に不安を感じる方はこのような公的な融資制度に頼ってもよいでしょう。代表的な制度には生活保護が挙げられます。

 

生活保護以外にも様々な個人向けの公的支援制度があります。
例えば「総合支援金」は失業などで生活に困窮した人に対して融資を行う制度で3種類あります。

 

  • 生活支援費(生活を立て直すまで間の生活費用)
  • 住宅入居費(住宅の賃貸契約を結ぶための費用)
  • 一時生活再建費(職につくための技能取得のための費用、公共料金の建て替え、債務整理の費用など)

 

生活支援費の貸付額の上限は単身世帯で15万円(2人以上世帯は20万円)です。原則3ヶ月間毎月支給され、最長12ヶ月間延長可能です。

 

住宅入居費と一時生活再建費の融資は1回のみで、限度額は住宅入居費が40万円、一時生活再建費は60万円です。

 

いずれも据置期間は最終貸付日から6ヶ月以内、返済期限は10年、利息は保証人がいれば無料でなしの場合は1.5%です。保証人は原則必要ですがなくてもOKです。非常に債務者に優しい融資制度です。

 

総合支援金は都道府県の社会福祉協議会が提供しています。

 

副業をする

正社員で働いている方でも、夜間や早朝、休日の時間などのすき間時間をアルバイトや副業に充てればお金を稼げます。

 

時給1,200円で1日3時間、週2日勤務すれば月間(4週間として)の給与は28,800円です。月3万円弱の収入が増えれば多少は経済的に余裕ができるでしょう。

 

現在労働人口の減少に伴い人手不足が深刻で特にサービス業はその傾向が顕著です。24時間営業している飲食業やコンビニエンスストアの多くは深夜や早朝の人手不足に頭を悩ませています。仕事先を見つけるのはそれほど難しくないはずです。

 

また、一定レベルのパソコン操作ができれば自宅で副業ができます。「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのクラウドソーシングでは多種多様な業務の募集が行われています。

 

具体的な業務の例を挙げると「ライティング」「WEB開発」「HP作成」「WEBデザイン」「翻訳」などです。

 

自らのスキルやキャリアに自信がある人は、「ココナラ」でスキルを高く売ってみてもよいでしょう。ココナラではイラストやデザイン、HP作成、WEBマーケティングから占いまで様々なスキルをお持ちの方を募集しています。

 

クラウドソーシングは特別なスキルを持っていなくても取り組める案件があります。「データ入力」「内職」などや、身体的特徴を活かした「歯」や「ぽっちゃりお腹」のパーツモデルなどの募集もあります。

 

カードローンでお金が借りられない理由とは

すでに総量規制に達している

年収の3分の1以上の借入がある人や新たな借入で3分の1を超えてしまう方はカードローンに申し込んでも審査には通りません。

 

貸金業法で利用者の借り過ぎを防ぐために、総量規制で貸金業者に個人の年収の3分の1以上の貸付を禁止しています。借入対象はカードローンやフリーローンで、住宅ローンや教育ローン、医療費のように目的のあるローンは除きます。

 

貸金業法は消費者金融や信販会社、ノンバンクが対象で銀行カードローンは対象外です。しかし銀行カードローンも自主的に総量規制を適用しているので、過剰な貸し付けを行うことはありません。

 

信用情報に事故情報が記録されている

金融トラブルの情報が信用情報機関に記録されている、つまり「ブラック状態」の方はカードローンの審査に通りません。お金を貸すには信頼できない人、と判断されるからです。

 

金融トラブルとは、自己破産、個人再生、特定調停などの債務整理、返済の長期延滞、金融機関からの強制解約などです。

 

このような金融トラブルを起こせば、信用情報機関に事故情報として一定期間記録されます。審査では必ず信用情報の照会が行われるので事故情報は判明します。

 

事故情報が記録されている間はカードローンの利用は諦めてください。

 

短期間の多重申込

審査に自信がない方は、可能性を広げるために一度に複数のカードローンへの申し込みを考えているかもしれません。しかしこの行為は厳禁です。

 

カードローンの申し込み状況は事故情報と同様に信用情報機関に記録されます。短期間に複数の融資を申し込む方は「審査に自信がない」「返済能力に自信がない」と判断され悪印象を与えます。

 

カードローンの申し込みの情報が信用情報機関に記録されるのは6ヶ月間です。カードローンに申し込んで審査に通らない場合、最低6ヶ月は他社の申し込みを控えてください。

 

カードローンを利用する際の注意点

利用は計画的に

カードローンやクレジットカードのキャッシングは気軽にお金を借りられますが、必ず利息がかかります。そのため、後先考えずにカードローンでお金を借りると必ず返済に行き詰まります。

 

長期間に渡り高額な借入を行うと支払う利息も高額となり返済の大きな負担になります。さらに、毎月返済しても元金がなかなか減りません。

 

無計画に借入を重ねそのうち毎月の返済が苦しくなると、返済のために新たな借入を行う方もいます。いわゆる多重債務の状況です。

 

多重債務者になると借金生活から抜け出すのは非常に困難です。利用の仕方や返済計画はしっかり立てておきましょう。

 

申し込み時に虚偽の申告をしない

カードローンに申し込む際には借入状況や現在の収入を申告します。借入金や現在の年収、勤務先の在籍期間を多少操作すれば審査が通りやすくなるのでは?と考える方がいるかもしれませんが、絶対に止めてください。

 

カードローンを提供している金融機関の調査能力は非常に高く、豊富な審査ノウハウと膨大な利用者データがあります。虚偽の申告をしてもばれてしまう可能性が高いでしょう。

 

たとえ審査に通ったとしても、後で申告した情報が虚偽と発覚すれば契約違反と判断します。その結果、強制解約されてしまい借入金の一括返済を求めら、信用情報にも事故情報が記録されます。

 

返済に苦しんでいるのであればおまとめローンや借り換えを検討する

すでにカードローンを利用し毎月の返済に四苦八苦しているのであれば、金利の低い金融機関からの借り換えをおすすめします。支払う利息が低くなれば返済の負担も軽くなるでしょう。

 

ただ、金利の低さと限度額の高さの分、カードローンと比較すると審査は厳しくなり、審査の時間も長くなります。

 

おまとめローンを検討する

複数社の返済で大きな負担を感じている方はおまとめローンを検討してもよいでしょう。おまとめローンは複数の借り入れを1社にまとめてしまう商品です。

 

借入の一本化に成功すれば毎月の複数の返済日が一日になり、返済の手間やストレスから開放されるでしょう。さらに、借入金額次第では適用金利が低くなるため返済の負担が軽減します。

 

おまとめローンのデメリットは審査通過が簡単ではない点です。審査通過には、「借り入れ件数が3社以内」「半年以内に返済の延滞がない」といった2つの条件を満たさなければいけません。

 

また、ほとんどのおまとめローンは返済のみにしか利用できない点も注意が必要です。一度借りてしまうと新たな借入ができないので不自由と感じてしまう方もいるでしょう。

 

フリーローンを検討する

フリーローンはカードローンより金利が低く限度額が高いものもあるので、借り換えに最適です。中には借り換え目的を推奨している商品もあります。

 

フリーローンとカードローンの相違点としてまず挙げられるのは利用方法です。カードローンは利用限度額内であれば何度も借り入れができます。一方でフリーローンの借り入れは一回のみで追加の借り入れができません。一見デメリットのように感じられますが、返済に集中できるという利点があります

 

なお、フリーローンは用途自由ではあるものの事業資金や投資目的での借り入れはできません。

 

完済の目処が立たない時は債務整理も検討する

債務整理とは合法的に借金を減額、免除する手続きです。カードローンや消費者金融からの借り入れが長期になり返済の負担が大きく完済の目途が立たない方は検討してもよいでしょう。

 

債務整理が認められれば元金は免除もしくは大幅に減額されます。さらに債務整理を申し立てた時点で督促はストップします。この2点だけでも借金の返済のストレスから解放されるはずです。

 

デメリットは信用情報に事故情報が記録され、いわゆるブラック状態となる点です。その間は新たなローンやクレジットの利用ができなくなります。

 

債務整理は借入や収入、返済の状況によって適用される手続きが異なります。代表的な債務整理の方法を紹介します。なお、それぞれ適用条件があるので弁護士や司法書士、法テラスなどに相談してください。

 

任意整理

任意整理とは債権者と交渉し、支払う予定の利息をカットしてもらう手続きです。残った元金は3年~5年かけて完済する必要があります。

 

任意整理は債務整理の中で最もポピュラーな手続きで、信用情報機関に事故情報が記録される期間は5年間です。

 

個人再生

個人再生が認められれば元金と利息が5分の1から10分の1に大幅に減額されます。残りの元金は3年~5年で完済しなければいけません。

 

借金が400万円以上あり、自己破産で財産を失いたくない方のための手続きです。事故情報は10年間記録されます。

 

なお、個人再生は裁判所を通じて行う手続きのため官報に公告されます。

 

自己破産

自己破産は裁判所を通じて借金を免除する手続きです。借金が年収を超えている方、失業などで収入がない方であれば適用される可能性があります。ただし、条件は非常に厳しく、借金の理由や生活態度が悪いと免責してもらえませんし、税金や公共料金の支払いなど免除できないものもあります。

 

自己破産を行うと借金はなくなりますが、その代わりに生活に必要最低限の物以外は差し押さえられてしまいます。債務整理の最終手段と言っていいでしょう。

 

ちなみに、事故情報が記録されている期間は個人再生と同様に10年間です。

 

お金がない状況を避けるには

出費を把握する

支出を把握していないとお金がない状況になりがちです。いつの間にか収入より支出が上回ってしまうからです。

 

収入は給与明細があるため把握できますが、支出は意識するか記録しないと把握できません。常にお金がないと感じている方は支出の記録をおすすめします。

 

家計簿で支出を記録し、時間を置いて見直せば削れる出費に気づけるでしょう。

 

家計簿をつける習慣がないと支出の把握を難しく感じるかもしれません。しかし、現在は多種多様な家計簿アプリがあります。使いやすいアプリを探してみてください。

 

食費を節約する

食費は生きていく上でどうしても必要です。ただ、だからこそ無駄な出費を抑えられます。

 

例えば、外食をせずに自炊する、コンビニの利用は控える、などです。コンビニの商品は定価のものが多く割高です。

 

この他にも、「まとめ買いをする」「プライベートブランド商品を購入する」「食事を作り置きする」などの方法を駆使すれば食費を抑えられるでしょう。

 

支払いは現金ではなくクレジットカードやQRコード決済で行うとポイントが貯められます。ポイントが貯まれば現金と同様の使い方ができるのでお得です。

 

固定費を見直す

固定費を見直すと生活費を抑えられます。例えばスマートフォンや自宅のネット環境などの通信費です。

 

大手キャリアから格安スマホに変更すればそれだけで毎月数千円の固定費が減らせます。また、手間はかかるものの定期的にキャリアや通信会社を変更すればキャッシュバックやお得な特典を受けられます。

 

この他にも生命保険や損害保険、ガスや電気会社など、毎月の支払いで見直せるものはいくつかあるはずです。

 

無駄遣いを避ける

出費は「生活に必要なもの」と「生活に必要でないもの」に分けられます。人間らしく生活するために生活に必要のない出費を出してはいけない、とは言いませんが、あまりにも出費が多いとお金はすぐになくなってしまいます。

 

収入の割に高級な食事、衣服や装飾品、ギャンブルにお金をかけている方でお金がない、と困っている方は多いでしょう。

 

ショッピングで定価より安い商品を見つけると「お得だ!」と思わず購入してしまう方がいます。このような場面ではすぐに購入せずに「これは本当に必要なものだろうか?」とよく考えてください。

 

貯金を意識する

貯金の必要性を感じていても、いざ実践に移すのは難しいものです。貯金の習慣がない方は、毎日、少額の貯金を意識してみてはいかがでしょうか?

 

毎日100円ずつ貯金箱に入れれば1年で36,500円貯金できます。もし1日500円貯金できれば1年の貯金は182,500円です。1年と考えると長いと感じるかもしれませんが、ある程度お金が貯まると達成感が得られモチベーションが上がります。

 

お金に困っても絶対にしてはいけないこと

違法金融業者(闇金)で借りる

WEBやチラシで「ブラックOK」「無職でもOK」など、誰にでもお金を貸せるようにアピールしている金融業者は違法金融業者(闇金)です。絶対に連絡しないでください。

 

闇金は法定金利を遥かに超える金利で貸付けを行います。一度借りるとあっという間に返済不可能な額に元金が膨れ上がります。

 

返済できなくなるとあらゆる手段で取り立てます。自宅はもちろん、勤務先や家族にも取り立てます。

 

また、返済できないことを逆手に取り犯罪行為への加担を要求するかもしれません。闇金からお金を借りたら最後、今まで通りの生活を送れなくなるでしょう。

 

現在は「ソフト闇金」と堂々と闇金を名乗る金融業者も存在します。これらの業者は親しみやすいホームページで、無理な取り立てを行わないように宣伝しています。

 

しかし闇金は闇金です。関わるとどのような目に合うかわかりません。

 

クレジットカードのショッピング枠の現金化

クレジットカードのキャッシング枠を現金化する業者が存在します。

 

これは、架空の商品やサービスをクレジットカードで購入させ、手数料を差し引いた金額を利用者に支払う換金法です。しかもこの方法で差し引かれる手数料は割高に設定されています。

 

ショッピング枠の現金化は違法ではありませんが、各カード会社が禁じています。もし現金化の事実が発覚すると強制解約され、残っている債務の一括返済を求められます。

 

クレジットカードの強制解約は事故情報として信用情報機関に記録され、ブラック状態になります。事故情報が記録されている間は新たなローンやクレジットの利用ができなくなります。

 

闇金同様、トラブルにしかならないので関わらないでください。

 

キャリア決済の現金化

スマホのキャリア決済を現金化する業者も存在します。キャリア決済で架空の決済を行い、その代金から手数料を差し引いた金額を利用者に支払うのです。クレジットカードのショッピング枠の現金化と同様の方法です。

 

現金化はクレジットカードが禁じているのと同様に各キャリアも禁止しています。キャリア決済の現金化の事実が判明するとキャリアから強制解約されてしまいます。

 

生活に欠かせないスマホを失うのは大きな痛手となるでしょう。

 

ギャンブルで一攫千金を狙う

ギャンブルで一攫千金を手に入れるのは映画や小説などの話です。成功する確率はあまりにも低いのでやめましょう。

 

むしろギャンブルが原因で借金を始めたり、多重債務に陥る可能性のほうがはるかに高く危険です。さらには闇金や違法行為に加担させられるかもしれません。

 

ギャンブルは余剰金があるときに少し楽しむ程度にとどめておくべきです。お金がないときには絶対に手を出してはいけません。

 

SNSを通じての闇バイトや個人間融資

Twitterなどで仕事の依頼や募集を行っているアカウントがあります。高額なバイト代に惹かれても決してアプローチしないでください。

 

SNSを利用して高額な給与で募集する仕事は違法行為に加担させられる可能性が非常に高いからです。例えば、特殊詐欺の受け子や携帯電話の名義貸しなどです。一時的にお金が手に入ったとしても法に触れた行為で検挙されると人生を棒に振ります。

 

また、SNSで「お金を貸します」と呼びかけているアカウントがあります。どんなにお金に困ってもアプローチしないでください。こういう呼びかけをしているのは闇金や悪徳業者や悪意を持った個人である場合がきわめて多いからです。

 

お金を借りるどころか、お金や個人情報を奪われ悪用されてしまうでしょう。

 

貸金業登録をしていない個人や法人が営利目的で融資を行うのは法に触れる行為です。怪しい個人や業者とは絶対にかかわらないでください。